御家流香道について
2021年6月23日
最近になって遠方の方々から「香道御家流」についての質問をメールで受ける回数が増えました。
「御家流」と思って入会しましたら、御宗家のお名前が違うというお話もあります。
香道の始祖は室町時代の三條西 實隆公 「御家流」は現代でも三條西家です。
現宗家は第23世宗家 三條西 堯水先生で、家紋は八丁字、昨年までのNHK大河ドラマ
「麒麟がくる」で皆様お馴染みの公家 三條西 實澄は当代御宗家の祖先で三條西 實隆公の孫にあたります。
先代の御宗家三條西 堯雲先生は大河ドラマ「お江」の現御宗家は「篤姫」の香道指導をなさっています。
因みに堯雲先生は上皇陛下とお従兄弟となります。ご母堂様が御姉妹で久邇宮家のお方です。
御家流と名乗れる香道は三條西家の香道のみ、商標登録も持ち文字の上に「R」を付けられます。
他の御家流と名乗る流派はそれぞれの家の自分流という意味で本来何々家と付け、「○○家お家流」との事です。
この事は小泉内閣時代財務大臣だった塩川正十郎先生が仰っていたと聞いております。
皆様が御家流と思ってお入りになる御家流をもう一度良くお調べになって戴けたらと思います。