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春日忌献香2025.10.18 麟祥院にて

麟祥院は、ご宗家ゆかりの東京の菩提寺です。
そして、春日局(かすがのつぼね)と三條西家には深いつながりがあります。

春日局(本名「お福」)は、明智光秀の家臣であった父・斎藤利三の死後、母とともに京へ戻りました。
その後、父の友人である画家・海北友松の紹介で、京都の公家・三條西家に侍女として仕えることになります。

三條西家での3年間、お福は礼儀作法や茶の湯、香道、手習い、和歌など、上流社会で求められる女性の教養を身につけました。
この経験が、後の春日局の人生を大きく支える基盤となります。

やがてお福は、備後の武将・稲葉正成の妻となり、夫が戦で功を立てたことで家臣団の再興と自身の立身の道を開きました。
また、三條西家で培った礼儀や教養は、春日局が徳川家光の乳母として重用されるうえで、重要な役割を果たしたといわれています。

「立秋香」令和七年長月中六日

茶道教室を開催いたしました

去る7月12日、沼田市保健福祉センターにて、「伝統を守り伝える会」主催による茶道教室を開催いたしました。

当日は、小学4年生から高校2年生までの10名(男子5名・女子5名)が参加し、茶道における基本的な作法やお点前の所作、心構えを学びました。男の子の参加が思いのほか多く、凛とした姿でお点前に向き合う様子に感銘を受けました。

冒頭では、「茶道・華道・香道」という日本の三大芸道についての説明も行い、それぞれが大切にしている“型”や“心”の共通点にも触れていただきました。

正座の姿勢やお辞儀の仕方、和敬清寂の精神を体得しながら、実際に抹茶を点てる体験も行いました。参加した児童生徒たちは、「少し苦いけれど、おいしい」「日本の文化を少し覚えられて良かった」と話し、初めて触れる茶の湯の世界に真剣に向き合う姿が印象的でした。

香道と同じく、茶道もまた日本の美しい所作と精神性を大切にする伝統文化です。今後も、このような文化の継承と発展を目的とした活動を続けてまいります。

「十炷香」令和七年 文月 中五日

「八橋香」 令和7年 皐月 廿日